オルセーのナビ派展@三菱一号館美術館

19世紀末のパリで活動を行ったナビ派の特別展。

ゴーギャンから影響を受けて、自らをナビ(預言者)と呼んで新たな芸術表現を模索したグループ。この展示会は、後期印象派からアールヌーボーへのかけ橋的な思考プロセスや時代変化を感じることができるものになっている。浮世絵からの強い影響も垣間見え、面白かった。

個人的にはモーリス・ドニの「ミューズたち」が目的でした。好きな本の表紙絵になっているという理由だけなのだけれど、生で見てみたかったのです。9人のミューズとともに、真ん中に小さくもう一人ミューズがいるのが不思議で面白かった。絨毯なのか森の中なのかという不思議な空間も、神秘的な雰囲気に一役買っていた。

その他にはエドゥアール・ヴュイヤールの八角形の自画像、ポールランソンの水浴、ピエールボナールの4枚シリーズなどが印象的だった。

4枚シリーズなどはアールヌーボー作品の先駆的作品そのまんま、という印象で、とくに現在ミュシャ展が行われているという観点からミュシャの4枚連作の色々を思い出さずにはいられない。それがしかも浮世絵に強く印象を受けたっていうんだから日本人としては嬉しさ感じずにはいられないわけです。(まぁ個人的に好みってわけではないんだけれども、歴史を感じる作品だなぁと。)

それから、個人的な収穫はフェリックス・ヴァロットン。スイス人のナビ派画家らしい。木版画も好みなんだけど、この人の書いた油絵のはっとするような色使いはなんとも素敵だった。また気になる画家が増えてしまったけれど、日本じゃあんまり出会いもないだろうから残念だ。

知名度の面から集客はいま一歩な感じがあるけれど、面白い展示会だった。

ナビ派展のビラ、会場リスト等のPDFはこちらから(ナビ派展

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