社会保険労務士合格者が語る、社労士試験に短期間で合格する秘訣

私は数年前に社会保険労務士の試験に合格をしました。私の場合は2年かかりましたが、1年かからずに合格する人もいれば、5年経っても合格できない人もいるような試験です。

ここでは、私の1年目の不合格と2年目の合格の体験を織り交ぜつつ、どうしたらできるだけ短期間で社労士試験に合格できるのかをまとめていきたいと思います。

社労士試験の概要

まずは社労士試験の概要です。

試験日    毎年8月の第4日曜日
合格発表   毎年11月の第1週金曜日

試験スケジュールは、
択一式    9:30~13:00  (3時間30分)
選択式    14:30~15:50 (1時間20分)

配点は、
択一式    70点 1問1点
選択式    40点 1問1点
合計110点満点。

試験は、主に以下の法律から出題されます。

  • 労働基準法
  • 労働安全衛生法
  • 労働者災害補償保険法
  • 雇用保険法
  • 労務管理その他労働に関する一般常識
  • 社会保険に関する一般常識
  • 健康保険法
  • 厚生年金保険法
  • 国民年金法

社労士試験合格の近道は、予備校+過去問

独学派 VS 予備校派

社労士試験の受験に際して、独学か?予備校に通うか?ということは一番のテーマです。

結論から申し上げると、予備校に通うことをおすすめします。

なぜなら、よほどの強い信念と根性がないかぎり、独学では試験範囲の内容全てを一回通しで読む前に諦めてしまうからです。

 おすすめの予備校はこちら!

 

社労士の試験範囲は、かなり膨大です。そしてそれを、コツはあるにせよ、隅から隅まで覚えなきゃいけない。もちろん何年もかけて覚えてもいいですが、試験が年に1度開催されるため、1年で合格圏内まで到達できるようにスケジュールするのが一般的です。

なので1年のうちに、膨大な試験範囲の内容をきちんと理解し暗記する必要があるのですが、もちろん1回通しで読んだくらいでは覚えられず、過去問を解いたり、理解できない点は何度も読み直したりして理解を深めていくのが一般的です。

だけど、意外と社労士試験の内容って理解するのが難しいんです。なので、独学で勉強すると、どうしてもスケジュールから遅れていくことが多いんです。

が、しかし、社労士の試験って、どの科目も基準以上の得点を求められる試験なのです。だから、理解が半分くらいしか進んでいなくても、次の範囲もスケジューリング通りに同時に勉強していき、とにかく試験範囲の勉強を1回まるっと眺めることが非常に重要。

もたもたしていると試験までに範囲を終えることができませんし、また、社労士試験は勉強をすすめることで各法律同士の共通項も見えてきてより理解がしやすくなる様になっているので、とにかく1回通しで勉強することが勉強の助けになる試験だったりするんです。

…とまぁこんな試験なので、予備校っていう外的な強制力を使うことによって、無理やりにでも最後まで範囲を終わらせることのメリットって、すごく大きいんです。1回通しでざっくりでも理解をすると、そのあと自分の弱点を補強していくのも楽になります。

なので、予備校を使って効率的に試験範囲の理解を進めるのが私はいいと思ってます!

過去問、過去問、また過去問

社労士試験の合格への近道は、とにかく過去問を解きまくることです。

予備校で授業を受けたら、その日のうち、無理なら最低でも翌日のうちに、その範囲の過去問を解きます。

無駄に教科書を何度も読み返していても、効率が悪いです。まずは過去問を解いてみて、理解できている部分とそうでない部分をはっきりさせてから復習するほうが時間が短くて済みます。

過去問は昨年の分だけでは全然足りません。過去7年~10年分くらいの過去問を満遍なく数回解いて、全てに正しく解答できるようになる必要があります。完璧に理解していたはずのことでも、1~2カ月くらい経つとすっかり頭から抜けていることが普通ですので、勉強も後半戦になると、新しい法律を理解しつつ、以前勉強した範囲の過去問を解いて知識をキープする作業も重要になってきます。

また、必ず最新年度の過去問題集を利用するようにしましょう。社会保険関係の法律は頻繁に法改正が行われ、その部分がポイントとなった問題が頻出します。古い情報を利用して勉強をしていると、間違った内容を覚えてしまう可能性が大きいからです。

おすすめの過去問題集

TAC 社労士過去10年本試験問題集

TACが発売している過去問題集です。4冊に分かれており、それぞれの法律毎に過去10年分の過去問が収録されています。法改正にも毎年対応したものを出版し直しているので、安心して使えます。

このシリーズは他にも何冊かありますが、次々新しいものに手を出すのではなく、この4冊をやり込むことの方が重要です。また、似たような内容の本に「みんなが欲しかった! 社労士の問題集 2017年度 (旧:ナンバーワン社労士 必修問題集)」がありますが、要点だけを押さえたもので問題数が少なく不十分なので、購入しない方がよいです。

i.D.E社労士塾 条文順過去問題集

一般の人にはあまり知りませんが、社労士受験者には知名度が高い、社労士専門の予備校 i.D.E社労士塾の過去問集です。こちらは7年分の過去問が収録されています。

TACか i.D.E社労士塾、どちらかの過去問題集がおすすめです。

社労士試験が運に左右される理由、選択式

「予備校に通い、その後過去問をせっせと解き、きちんと理解する。覚え終わったことも定期的に復習し、知識をキープする。」毎日勉強するのは大変ですが、これの繰り返しで択一式のテストについては合格レベルに達することができます。

しかし、選択式のテストはこの合格レベルに達することができることにプラスして、少しの運が要ります。「は?運で決まっちゃうの?そんなアホな?」って思いました?

わりと本気の話です。

択一式と選択式の違い

択一式

択一式とは、5つ程度の文章の中から正しいものを1つ、あるいは間違っているものを1つ選択してマークシートに解答する方式です。近年は、この方式をアレンジした形の問題も出始めています。例えば、「この中に正しい文章はいくつあるのか?」といった問題などです。

法律毎に7科目に分かれており、各10点、合計70点。どの科目も4点以上取る必要があり、かつ総得点が46~50点程度(年により変更)で択一式は合格になります。

これは上で紹介をした勉強をしていれば、1年でこのレベルまで持っていくことは可能です。

選択式

一方、選択式は、ひとつの法律につき5問の空欄が設けられていて、その空欄に相応しい言葉を20個程の語群から選択する方式です。

法律毎に8科目に分かれており、1科目につき各5問(各1点)、合計40点。どの科目も基本的に3点とる必要があります。ここがきびしい。

この問題、大体1つか2つの論点から出されます。膨大な条文の中の、ほんの数行をピックアップして空欄にしています。その条文自体を知らなければ即2~3点を失いますし、それで即アウト。

場合によっては、条文ではなく法附則や一般的なニュースから出る科目もあったりするので、勉強のしようのない科目もあったりします(一般常識という科目が特に予想が難しいです。)。

運要素満載の選択式対策はどうすればいいか?

対策が難しく、運の要素があるとはいえ、合格の確率をできるだけ上げる努力はできます。できる努力としては、

  • 択一式の試験対策勉強を通して、より多くの条文に目を通す。余裕があれば法附則もさらっと目を通せたらなお良い。
  • 予備校で選択式対策も多少するので、そこで対策をする。
  • できるだけ、社会保険関連のニュースを見るようにする。ここから出る可能性も高いです。
  • 模試を受ける。

が挙げられます。中でも各予備校の模試の選択式問題は、論点も本番さながらでよく作られたものなので、自分の通っている予備校以外の模試も時間に余裕があれば受けることをおすすめします。

模試を受けるべし。

5月頃から、各予備校で模試が始まります。各予備校により出題傾向が異なります。

自分の通う予備校のものはパッケージ内に入っているので受けるとして、最低でももうひとつくらいは、他の予備校の模試を受けるべきだと思います。

試験慣れもしますし、真剣に解答した答えが間違っていると、それが理由で記憶が定着したりもします。良いことづくめです。各予備校の模試のレベルは次の通りです。

基礎 LEC、大原
難しい TAC
超難しい  i.D.E

 

自分の予備校の模試とは違うレベルの模試を選択するとバリエーションがあっておすすめです。難しいものばかりを受けていると自信も喪失しがちなので、レベル違いで受けるのをおすすめします。

私は1年目は自分の予備校の模試だけでしたが、2年目はLEC2回、TAC2回、i.D.E2回の計7回も受験しました。

模試の時点では、合格点を取れないことを気にする必要はありません。恥ずかしながら、私は一度も合格点を取ったことはありません。とにかくミスをしたところや不安だったところを見なおして、覚えるための模試です。

また、近隣に予備校がない人は、自宅受験ができる模試を受けるのがおすすめです。予備校のLECでは、教室受験と同じものを自宅で受けられる商品を販売しています。(LECの自宅受験できる模試はこちらから

また、アマゾンでも本という形で社労士模試を買えます。気軽に買いたい人はこちらもおすすめです。

最後の追い込み

5月頃には各法律の勉強が一周しているスケジュールが理想です。

その後、もう一度各法律をざっくり復習しつつ、模試を受けつつ、一般常識対策もしつつ、あれもこれもやらなきゃ~と言っているうちにあっという間に試験日です。

最後の日まで、諦めないことが本当に重要です。最後の日にたまたま復習したものが出題されることだってあります。最後まで頑張ってください。

通信教育という選択肢

仕事の都合や、住んでいる場所や、家族の都合で予備校に通学することができない方には、通信教育という手段もあります。

LECでも通信教育の取り扱いがありますし、

通信教育専門業者であれば、フォーサイトという選択肢もあります。

予備校よりも予算が低いのがメリットです。DVDなので完全な独学とは違い、丁寧な講師の解説により理解を進めることができるのは予備校と一緒です。「通う」ことにより勉強の強制力を働かせることはできませんが、自分で計画的に学習していくことが得意な方には向いていると思います。

通信教育フォーサイトについて詳しく見るならこちら


1年での合格を目指して、頑張ってくださいね!

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