ライブドアブログからワードプレスへの引越し・移行手順まとめ

先日、ライブドアブログからワードプレスへブログを引っ越しました。

作業工程がややこしく、また煩雑だったので、今後引っ越しをされる方の参考になればと思い、その手順を以下にまとめておきます。

前提

今回の引っ越しの前提は次の通り。

  • ライブドアブログで既に独自ドメインを利用してブログを書いている方向けの引っ越し方法です。
  • トップページおよび各記事のURLは以前と同じものを引き継げますが、カテゴリや月別のページのURLは引き継ぐことができません
  • 私の場合、引っ越ししたい記事数は800、画像は3000枚でした。
  • 仮環境でホームページレイアウトなどをある程度調整した後、実際に公開するというプロセスを踏むことができます。

では、順を追っていきましょう。

1.レンタルサーバーの契約

ライブドアブログを使っていたということは、今まではライブドアのサーバーを無料で間借りしていたということです。

ワードプレスのサイトを作る場合、自分でサーバーを用意する必要があります。実際には、レンタルサーバーを利用するのが一般的です。

レンタルサーバーは様々な業者のものがあり、値段もピンきりですが、初級・中級者であれば迷わず、エックスサーバーをおすすめします。

エックスサーバー以外を選択しても、結局色々使ってみると初めからエックスサーバーにしておけばよかった、と後悔するレベルで使いやすいです。具体的には、

  • 他のサーバーと比較して転送量が多く、PHP処理速度が速い。(つまり、負荷に強く落ちないサイトが作れ、また、ページの読み込み速度が速いのでストレスなくサイト閲覧ができるということ。)
  • 堅実なハッキング・セキュリティ対策がされている。また、データのバックアップ体制が整っており、万が一ハッキングをされても修復が可能。
  • ワードプレスのダウンロードが簡単。
  • メール&電話のサポート体制が充実している。また、多くのワードプレスユーザーがエックスサーバーを利用しているので、トラブル時の情報もネット上にたくさん掲載されている。

このような点で優れています。

今回のような引っ越し内容であれば、とりあえずは、X10プランという一番ミニマムなプランで大丈夫です。無料で10日間お試しができますので、申し込みをして試してみましょう。

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2.サーバーにドメインを登録する

サーバーとの契約が完了すると、エックスサーバーのサーバーパネルへ入るためのサーバーIDとパスワードが登録したメールアドレス宛てに送られてきます。

エックスサーバー サーバーパネル:https://www.xserver.ne.jp/login_server.php

(※ サーバーパネルの他に、インフォパネルという契約自体を管理するアカウントのIDやパスワードも送られてきます。混同しないようにご注意ください。)

サーバーパネルへログインした後、ドメインを登録します。こちらがログイン後のトップ画面です。
serverpanel

画面右上の「ドメイン設定」をクリックしましょう。

domain-add

「ドメインの追加設定」のページから、既にライブドアブログで利用しているドメインを入力して、「ドメインの追加(確認)」のボタンを押下、登録します。

以上でドメイン登録は終了です。

ドメインをお持ちでない方は…

ドメインをお持ちでない方で、ライブドアからエックスサーバーへ引っ越しがしたい方は、まずドメインを取得する必要があります。

ドメイン取得先として有名なのは、

この2つのどちらかです。値段が安いのはムームードメインですが、操作性は若干お名前.comの方が使いやすい気がします。お好みでどうぞ。

3.サーバーにワードプレスをインストールする

次に、サーバーにワードプレスをインストールします。

サーバーパネルのトップページに戻り、まずは左下の「設定対象ドメイン」がこれからワードプレスをダウンロードしたいドメインになっているかを確認します。(例えば、このサイトなら「sashisuseso.me」になっているか、確認をします。)

異なるようであれば、プルダウンから先ほど登録した引っ越したいサイトのドメイン名をきちんと選択し、設定し直してください。

wordpress-install

その後、ホームページの欄にある「自動インストール」をクリックします。

 

wordpress-install2

「プログラムのインストール」のページの一番上から、ワードプレス日本語版のダウンロードができます。「インストール設定」をクリックしましょう。

インストール設定

インストール設定を押下すると以下のようなページが現れます。ひとつずつ、入力項目を説明します。

wordpress-install3wordpress-install4
  • インストールURL:引っ越ししたいサイトのURLが正しく入力されていることを確認します。/より右のボックスには特に何も入力する必要はありません。
  • ブログ名:ブログ名を入力しましょう。後で修正もできますので、これを期にブログ名を変更したい人などは、特に気負わずに適当に入力して構いません。
  • ユーザ名:今後ワードプレスのシステムにログインするための重要なものです。通常、これ以後変更はできませんので、管理しやすく、かつセキュリティ上も問題ないものを設定しましょう。
  • パスワード:同じく、今後ワードプレスのシステムにログインするための重要なものです。セキュリティ上あまりに簡単なものは避けましょう。
  • メールアドレス:ブログにコメントがされたときなどに通知が来る重要なメールアドレスです。有効なものを入力しましょう。なお、こちらは後日変更可能です。

全て入力し終わったら、「インストール(確認)」ボタンを押してインストールをしましょう。これでワードプレスのインストールは完了です。

ワードプレスのログイン画面を開くと、このような404エラーページの画面が表示されると思いますが、現時点では気にしなくてよいです。これは工程6で対応します。

livedoor404

 

4.ライブドアブログから画像をエクスポートする

まずは、ライブドアブログから画像をエクスポートします。

ここでは「GetHTMLW」という無料の画像取得ツールを使います。

GetHTMLWのダウンロードはこちらから

ダウンロードした後、GETHTMLW.EXEをダブルクリックして開きます。

「取得」から、「WebPage取得」をクリックします。

gethtmlw

すると、「取得するURLを入力します」というポップアップが出現します。まずは引っ越しするサイトのURLを入力しましょう。その後、「条件設定後実行」ボタンを押下します。

gethtmlw2

すると、以下のようなポップアップが新たに出現しますので、「許容URL設定」をクリックします。

gethtmlw3

許容URLに、「http://livedoor.blogimg.jp」を設定しましょう。ライブドアブログに保存されている写真は全て、このURLの配下に保存されているからです。追加ボタンを押し、許容URLのリストに加わっていることが確認されたら、OKを押下。

gethtmlw4

写真データのダウンロードが開始されます。より正確に言うと、写真だけでなくブログに関するフォルダが複数生成されます。

必要なのは「livedoor.blogimg.jp」というフォルダの中にある「imgs」というフォルダだけなので、他は削除してしまってOKです。

私の場合は3000枚(各写真毎にウェブ用とスマホ用の写真があるので合計6000枚)の写真をエクスポートする必要がありました。時間は4~5時間ほどかかりました。かなり時間のかかる作業ですので、写真が多い方はサーバー契約前にこの部分に取り組むとスムーズかもしれません。

 

5.hostsファイルを書き換える

さて。工程3で生じた、ライブドアブログの404エラーページが表示される問題に対し、hostsファイルを書き換えることで対応します。(同じパソコンで一連の作業をする場合、工程4より前にこの作業をしてしまうと、元のライブドアブログから写真が読み込めなくなってしまうので注意です。)

パソコンのhostsファイルを書き換えることで、仮環境でページがどのように表示されるのかを調整した後に公開する、という手順を踏めるようになります。この仮環境での運用中は、引き続きライブドアブログが表示されている状態なので、気が済むまで時間をかけて、移行作業やレイアウト修正をすることができます。

なので、この工程は仮環境で一度運用してみたいという人だけが行えばOKです。

hostsファイルを書き換えると、その書き換えたパソコンを利用している時に限り、指定されたサーバーを表示するようにできます。そして、そのサーバーとして、エックスサーバーを指定するのです。

エックスサーバーのIPアドレスが必要になりますが、「サーバーパネル」の「アカウント」の中にある「サーバー情報」から、確認することができます。

hostsファイル書き換えの詳細の方法はこちらを参考に行いました。(ウィンドウズとアップルでやり方が異なります。ご注意ください。)

necklace

なお、普通にhostsファイルを開くと、アクセス権限がなく、上書き保存することが出来ません。スタートボタンからメモ帳を右クリックで「管理者として実行」で開いたメモ帳にhostsファイルの内容をコピペ+サーバー情報を追記することで、保存することができます。

これで、404エラーページだったワードプレスのログイン画面に、アクセス出来るようになっているはずです。ログイン画面へは、http://example.com(ここをご自身のサイトURLに置き換える)/adminからアクセスできます。

ちなみに、hostsファイルはワードプレスへの引っ越し作業が終わった後に元に戻す必要があります。

6.画像をサーバーに一括アップする

工程4でエクスポートした画像を、サーバー上にアップします。

ここでは「FFFTP」という無料のツールを使います。

FFFTPのダウンロードページはこちらから

使い方はこちらを参考にしました。

ダウンロードしておいた「imgs」フォルダを丸ごとそのまま、以下の場所にアップロードします。

/example.com(※WordPressに設定しているドメイン)/public_html/wp-content/uploads/

初めは「uploads」というファイルはありませんので、自分で作る必要があります。

これも枚数が多ければ多いほど、時間がかかります。私はエクスポートと同じかそれ以上の時間がかかりました。気長に待ちましょう。

 

7.ワードプレス画面への画像登録

これまでの工程で、サーバー上には画像がきちんと置かれているのですが、ワードプレスのメディアのライブラリには画像が一枚もない状態のままだと思います。

これでもかまわない人はそれでもよいのですが、アイキャッチ画像を指定する際は一度ワードプレス管理画面のメディアに画像を置き、そこからでないと登録ができない仕組みになっています。

そこで、サーバーからワードプレスのメディアライブラリ上に写真をインポートさせる必要があります。

その時に利用するのは、「Add from server」というプラグインです。大量の画像ファイルを一括してWordPressのメディアライブラリにインポートできるプラグインです。

サーバーに移動させる写真を選択してサーバーに移動させる、という手順を繰り返す必要があるので、枚数が多いとそれなりに時間はかかりますが、これでワードプレスの管理画面から写真にアクセスできるようになります。

使い方はこちらを参考にしました。

 

8.ライブドアブログから記事をエクスポートする

次に、ライブドアブログから記事をエクスポートします。ライブドアブログの「ブログ設定」から「バックアップ(エクスポート)」を選択し、エクスポートします。

改行は<br>タグに変換せず、そのまま出力でOKです。「ブログのデータを書き出す」を押下して、しばらく待ちましょう。1分程度でエクスポートは完了します。

backup.txtというファイルがダウンロード出来るはずです。

9.エクスポートする記事の画像URLを置換する

さて。工程8で記事をエクスポートしましたが、このまま記事をワードプレスにインポートしても、画像は表示されません。

ライブドアブログの記事データでは、画像の部分がライブドアブログのサーバー内にある画像を読みにいくようになっているからです。ライブドアブログの画像のURLは、

http://livedoor.blogimg.jp/アカウント名/imgs/x/x/xxxxxxxx となっています。「x/x/xxxxxxxx」この部分は写真毎に異なりますが、それより手前はどの画像のURLも一緒です。

そこで、エクスポートした記事を開き、一括置換で、

http://livedoor.blogimg.jp/アカウント名/imgs/x/x/xxxxxxxx から、

http://example.com/wp-content/uploads/imgs/x/x/xxxxxxxxx へ、置き換えをします。

下線部分だけを置換すれば、この作業は終わりです。

 

10.パーマリンク設定

そして、記事をインポートする前にもうひとつしておくことが、パーマリンク設定です。パーマリンク設定とは、「ドメイン/」の後にくる、各記事のURLの形式をどうするか、ということです。

ライブドアブログの場合、パーマリンクはデフォルトでは次のような形式になっています。

http://example.com/archives/00000000.html(下線部分が記事により変わる)

ワードプレス側でも同じ形式に指定することで、「ドメイン/」の後の部分のURLを、全く同じアドレスで引き継ぐことができます。設定方法は、ワードプレスにログインし、「設定」から「パーマリンク設定」を選びます。

ライブドアブログのパーマリンクをデフォルト形式で利用している人は、「カスタム構造」を選択し、空白部分に「/archives/%postname%.html」と入力すればURLを引き継ぐことができます。

 

さて。問題なのは、デフォルトのパーマリンク形式から何か自分流にURLを変更している人です。私もそうでした。そういう人は、工程11で記事をインポートした後に「Custom permalinks」というプラグインを入れることで、「ドメイン/」以降を自由に設定できるようになります。ただし、全て手打ちになります。ここは地獄ポイントですが根性で頑張りましょう。

 

11.記事をワードプレスにインポートする

いよいよワードプレスに記事データを取りこみます。

ワードプレスの管理画面からツール→インポート→Movable TypeとTypePad、と進み、ファイルを指定して「インポーターの実行」をクリックします。文字データだけなので、1分ほどで作業は終了です。

 

12.アイキャッチ画像を設定する

各記事に対してアイキャッチ画像を設定する必要がある人は、プラグインを利用して一括で設定することが可能です。

私の場合は「Auto Post Thumbnail」というプラグインを利用しました。いくつか種類があるので、自分のやりたいことによってプラグインを選択するとよいでしょう。

「Auto Post Thumbnail」の注意点としては、

  • なぜか100件までしか登録できない。私はその後は自力で登録しました。
  • 各記事内の一番上の画像を自動的にアイキャッチ画像として使用してくれるプラグインなので、文字だけの記事に例えばブログ村のボタンだけが画像として貼られていたりすると、アイキャッチ画像がブログ村のボタンになってしまう

等を経験しました。該当する方はご注意ください。

13.ネームサーバーを切り替える

デザインのカスタマイズが完了したら、ワードプレスのブログを他の人からも見える状態にします。ネームサーバーの切替えをするのです。

ネームサーバーを切替えるには、ドメインを契約している事業者で設定を行います。

私の場合はお名前.comでドメインを取得していますので、「ドメイン設定」→ネームサーバー設定欄の「ネームサーバー変更」→自分の利用しているドメインを選択→「他のネームサーバーを利用」を選択し、下記のように入力します。

プライマリネームサーバー:ns1.xserver.jp

セカンダリネームサーバー:ns2.xserver.jp 

3:ns3.xserver.jp

4:ns4.xserver.jp

5:ns5.xserver.jp

 

入力後、変更ボタンを押して、引っ越し作業はすべて完了です。実はDNSの切替えは設定変更後、すぐに完了するものではなく、反映には数日かかります。切り替わるのを、気長に待ちましょう。

以上で引っ越し作業は終了です。

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